「ゴスペル塾」は教室形態ですけど、個々のクラスは一つのゴスペル・グループとしてグループ名を持って活動します。共に真剣に楽曲に向き合い、力を合わせて曲を完成させていきます。
なので入会されたあなたはグループのメンバーとして迎えられることになります!それなりの「凛とした姿勢」でご参加いただきますようよろしくお願いいたします。
スタジオの感染防止用ヴォーカル・ブースは6基。ですので1チーム最大6名までとなります。
今回はゴスペルのルーツと言える黒人霊歌や1940年代~60年代のいわゆる「カルテット期」と呼ばれる時代の曲が中心です。カルテットは基本リード・ヴォーカル+3声という4部和声で構成されています。
人数が多くなればハイトーンを付けくわえたり、ツイン・リードに分けて個性を広げたり・・。どちらにせよ、いつもと同じ仲間だからこそ、自分達で音の積みをアレンジしたりできるのが魅力です。
大人数のマス・クワイアの場合はパートの分け方は大抵の場合は「声域」(声の高さ)で決めます。しかし「ゴス塾」ではできるだけ個々の「声質」を重視したいと考えます。
地声でハイトーンを出す人は普通は無条件でソプラノですが、人によっては結構中音域が野太かったりしますので曲によってはミドル~ボトムを担当してもらいます。
そういった個々の特性をつかむために、2月~5月くらいまで塾長が厳選したスタンダード・ゴスペルを全員同じキーで歌っていただきます。上手く歌う練習というよりは、声質の良さを発見するための期間だと思ってください。
この時期は伝説のシンガーたちの声を真似ることで、深い表現力や王道のゴスペル歌唱法を学んでいただきます。
現在のところZOOMなどを使ってコーラスもののオンライン・レッスンをやる場合は、自宅などから参加される方のマイクはミュートしてもらわなければいけません。これは現在のZOOMなどのようなクラウド型オンライン・チャット・サービスは会議用に作られている為、音楽のような緻密なタイミングでの音声のレイテンシー(遅延)処理がまだ未完成であるためです。
しかし、豊中スタジオで音源を鳴らしてそれに合わしてスタジオ内でマイクで全員が歌った音をZOOMを介して遠方の先生に聞いてもらう場合は遅延は音全体にかかるだけなので音楽的な損傷はほぼありません。
幸い豊中スタジオは、高音質・高画質でZOOMに情報を乗せるシステムが構築できていますので、みなさんの本気の歌を例えば新潟にいる「Bro.Taisuke先生」に聴いてもらってその場でアドバイスをもらうことが可能です。(当然先生のお顔はスタジオのプロジェクターで映せます!)
コロナは私達からたくさんの自由を奪いましたが、その代わりにオンラインという今までない形で大阪に居ながら遠方の先生のワークショップを受講できる新しいビジョンを与えてくれました。Bee塾長だけではなく全国のヴィンテージ・ゴスペルに詳しい猛者とつながりましょう!
S.M.S Gospel Studio はBee芦原がゴスペル・ディレクター、ヴォーカリストとして長年培ったこだわりが凝縮されたスタジオです。特に2020年のコロナ禍以降はオンラインでの動画配信の必要性から、映像を取り入れたレッスン環境が充実しました。
今回の「ゴスペル塾」の再開に際して、この「こだわりの財産」をすべて参加メンバーと共有したいと考えています。ですのでこのコンセプトは豊中でしか実現できません。誠に申し訳ありません。